CMCを使用した豊胸とは?

液状ジェルを使ったバッグ

現在では豊胸手術はシリコンと脂肪注入が主流ですが、2000年代はCMCバッグといわれているものを入れる手術が流行していました。フランスの会社が開発したハイドロジェルバッグで、生理食塩水とカルボキシメチルセルロースなどが合わさってできています。当時の固形シリコンバッグよりも手触りが本物の乳房と似ているため、自然に近い感触に仕上がるのが特徴です。一時は多くの人がCMCバッグを体内に入れていましたが、現在では使用されていない理由の一つに、液状ジェルでできているため、何らかの衝撃によってバッグが破けてしまうと、内容物が外に漏れてしまう危険性があげられます。外に漏れだすとバストがしぼんでしまうため、手術したことがばれやすいことから、徐々に使われなくなりました。

安全性を危惧する声が多くなった

使われなくなった理由はバストがしぼんでしまうリスクだけではなく、内容物に問題があると多くのメディアで取り上げられたことがあげられます。CMC自体はアイスクリームや歯磨き粉などにも含まれるほど安全な成分といわれていました。そのため、万が一CMCバッグが破れてしまったとしても、体内で排出されるので問題ないという医師の認識があったといいます。
しかし、CMCは体内で毒性を発するという発表がなされたことや、CMCバッグに使用されているメチレンブルーという成分の毒性なども発表されたことから、徐々に使われなくなりました。現在では昔CMCバッグを入れた人の除去手術を行う医療機関も多く、CMCバッグを取り出し、シリコンバッグなど別の方法に切り替える人も多いです。